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14・北朝鮮は二度騙せ 日本向け2部(14/20) [北朝鮮による日本人拉致問題の解決策]

14・北朝鮮は二度騙せ
 よって、現在、日本政府は公式また水面下を問わず、北朝鮮に対して「過去の清算」を誘い水にし、「拉致問題を解決すれば国交正常化して莫大な経済援助をしようではないか」という対北交渉を行っているが、もし本気でそうするつもりならば、まったくどうかしている。これはあくまで「相手を騙すための空手形」と割り切るべきである。
 つまり、「騙すための手段・方便」として「日朝平壌宣言に従って不幸な過去を清算し…」と言い続け、「植民地支配に対する莫大な補償」を相手の眼前にニンジンとしてぶら下げるのだ。そして仮にこの方法によって残る拉致被害者の生存者すべてを帰国させることができれば(この可能性は非現実的だが)、その後に追加要求を突きつけるのである。
 政府が拉致問題の解決として定義するのは、「すべての拉致被害者の安全確保と帰国」であり、また同問題に対する「真相究明」と「拉致実行犯の引渡し」である。よって、「犯人引渡しと真相究明も“解決”に含まれる」と履行を迫り、拉致問題解決のハードルをさらに引き上げるのだ。
 この場合、大勢の拉致被害者が帰国した時点でかなりの真相は明らかになるので、焦点は「犯人の引渡し」であろう。だが、犯人は金正日なので、北朝鮮がこのような要求を呑むことは不可能だ。よって国交正常化交渉はまたしても決裂する。北朝鮮は「また日本に騙された」とヒスを起こすだろう。これでよいのだ。どうせ真相が明らかになれば国民は激怒し、国交樹立に反対する。その世論をバックに、日朝平壌宣言など丸ごとゴミ箱に入れてしまえばよい。拉致被害者の生存者さえ帰還すれば、あとは野となれ山となれである。
 むろん、責任はすべて北朝鮮に押し付けねばならない。北朝鮮はミサイル発射のモラトリアムの約束に違反した。よってこれを理由にして日朝平壌宣言を公式に破棄することができる。どだい、こんな道理なき公式文書を残せば歴史の汚点・国家への背信になる。
 そもそも、5人の拉致被害者を帰国させることができたのも、意図せずに相手を謀った結果である。02年の日朝会談時、金正日は己の対日譲歩を「国交正常化とその後の巨額の経済援助と引き換え」と信じ込んでいた。実際、そうだった。日本側はそのような口約束を事前にしていた。だが、国民が怒り狂った。それまで眠っていた愛国心や生存本能が目覚めた。情けないことに、交渉に当たった政治家と外務官僚は、国民がどれほど憤るかということすら事前に予想していなかった。つまり、意図的に相手を騙したわけではないが、結果的に騙す形となって拉致被害者の一部帰国と相手の謝罪が実現した。
 今度は意図的に騙すべきである。北朝鮮は嘘つきの常習犯であり、今までわれわれを騙し続けてきたし、これからも騙すつもりだ。誘拐した日本人を人質カードにして日本から経済援助を引き出そうと企図するような外道である。このような相手に対して、いかなる容赦も遠慮もいらない。いくら騙しても許される。今度はわれわれが騙し続ける番だ。これからも騙せるだけ北朝鮮を騙すべきである。
 方便としてならば、これからもどんどん国交正常化と経済援助をアピールすればよい。

「日中関係を利用して日本人拉致問題を解決する方法」2007年10月作成・配布
【文書の構成】
・日本向け1部(1~10/10)
・日本向け2部(1~20/20)
・中国向け1部(1~10/10)
・中国向け2部(1~15/15)

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